大切なことを繋ぐ
ここ2~3年で葬儀の形が大きく変わってきました。
これは過去の風習にとらわれることなく、現代の皆様の葬儀事情で考え方が変化して行ってることと思います。
今は1日葬儀が主流になり、お通夜をしないですべてを1日で済ますといった方式が増えています。(コロナの影響で少人数での集まり、そして間隔をとってのご参列といった形が推奨されました)
2,3年前まではたくさんの人が通夜にお越しになり、お焼香後に会食をして故人のエピソードなどを話しながら、亡くなった人を偲ぶといった形が重んじられていました。
故人様が皆様とお会い出来る大切な場所や時間を作り、ご縁をもって繋がる、そしてこれから皆が仲良くやって行けるように願いを込めながら、そういった大切な機会を作って下さっていたのではないでしょうか?
長年その風習が大切にされて来たのは、そういった意味合いも含まれているように思います。
エピソードや故人様の人柄を他人から聞くことで、家族も今まで知らなかった故人様を知り、心温まるといったことが数多くあります。
知らなかった故人様のことを教えて頂き、さらに偲びも深くなる。
きっと葬儀の本当の意味合い、大切さが感じられることと思います。
今や世間ではその機会も失われつつあり、家族葬、1日葬での葬儀が主流となりました。
葬儀にはとても大きな意味合いがあります。
葬儀を通じて心に残る温かさやご縁・感謝の気持ちをいつまでも大切にし、これからの自分自身の糧となるような貴重なひと時を大切にして行って欲しいと願っております。